さよならの時まで、笑顔で
.





ーガラガラ....





クラスにひーくんと一緒に入ると、クラスのみんなが挨拶をしてくれる。





私とひーくんは、挨拶を返しながら、それぞれの席に座る。





ひーくんは廊下側の後ろから2番目の席。
私は、反対のグランド側の1番後ろの席。






鞄を開け、中から物を取り出そうと思ったら......






「玲香、おはよう」





私の前の席の椅子をクルリとこちらに向け、挨拶をしながら座った真海。






「おはよう、真海」





片岡真海(カタオカ マミ)。
彼女も高校2年生。
155センチの私と違って、私より少し高い身長に、スラッとした手足。
私は真海が、学年1美人だと思っている。
性格は、結構サバサバしている。



だけど、自分の気持ちに中々素直になれない。
そんなところがまた可愛いんだよね。




そんな真海とは、中学の時からの仲で私の1番の理解者であり、親友でもある。




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