さよならの時まで、笑顔で
.
「ゆ、め?」
心の声がふと、出てしまう。
クスッと笑いながら「違うよ」と言ったひーくん。
ちが、う?
私は、もう一度だけ目を軽く擦る。
あ、ほんとだ。
夢、じゃない。
現実だと認識した瞬間、サーっと気持ちが冷めていく。
「何しに、きたの?」
「これ、届けに来た」
そう言って、私のスクールバッグを見せ、ベッドの傍にそっと置いた。
.
「ゆ、め?」
心の声がふと、出てしまう。
クスッと笑いながら「違うよ」と言ったひーくん。
ちが、う?
私は、もう一度だけ目を軽く擦る。
あ、ほんとだ。
夢、じゃない。
現実だと認識した瞬間、サーっと気持ちが冷めていく。
「何しに、きたの?」
「これ、届けに来た」
そう言って、私のスクールバッグを見せ、ベッドの傍にそっと置いた。
.