さよならの時まで、笑顔で
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そっか。




私、荷物を教室に置いたままだった...。




「ありが、とう。
ねえ、今、何時かわかる?」




私、どのくらい寝てたんだろう。




「もう、放課後だよ?」




ほう、かご?



私、そんなに寝てた?



ーーー病気のせい?



ううん、きっと疲れていただけ、だよね?




「結構、寝ちゃってたんだ...」



「最近、眠れてないの?」




私のおでこに手のひらを置いて、自分のおでこと体温をチェックする。

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