さよならの時まで、笑顔で
.



「ご、めん、なさい....っ」




素直に謝ってしまう。




「大丈夫だから。
とりあえず、ベッドに戻ろう。身体に障る。」




私は、ひーくんの言われるがままに言うことを聞く。




しばらくお互いが話さない時間が続く。




実際は、そんな時間がたっていないだろうけど、私には1時間や2時間のように時間が感じられた。




「ひーくん。学校、は?」




沈黙に耐えられなくて、話を自分からふる。




「休んだ。」



「大丈夫、なの?」



「大丈夫だよ、たぶん」


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