さよならの時まで、笑顔で
.



「う、ん」



「きっと、年は...越せない...っ
もう、身体が....しんどい、の!」



「....っ」



「でも....っっ!
許されるの、なら...っ」




ひーくんに。




「背負わせても、いいの、なら....っ」




私が死ぬという、辛い現実を。




「求めても、いいの、なら....っ」




私がひーくんといる、幸せを。




「ひーくんと...っ」




それでも、いいのなら。

.
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