さよならの時まで、笑顔で
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「一緒に、いた、い...っっ!」




ひーくんの傍にいたいよーーー。




「ひーくんが、す...きっ」




好きなの。



忘れようとしてもだめだった。



いくら忘れたフリをしても。




「す...っ、き...ッ...」




私は、ソッとひーくんの背中に手をまわす。




その瞬間、ひーくんの温もりがより伝わった。
そして、私と目線を合わせたひーくん。




「ひー、く...っ?」




涙が思うように、とまらない。

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