さよならの時まで、笑顔で
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毎日来なくていいよって言ってるのに、それでも来てくれるひーくん。



はやく放課後にならないかな、とドキドキしながらひーくんを待つ日々。




「お母さん」



「なあに?」



「ひーくんに話してくれて、ありがとう。」




ずっと、言いたかった。



話してくれて、ありがとうって。




お母さんが話してくれていなかったら、私は、一生ひーくんとは結ばれなかったと思う。




今、こうしてひーくんと一緒にいられるのは、お母さんのおかげだから。

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