さよならの時まで、笑顔で
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私の目を見て、お母さんは。



「玲香は、幸せ者ね。」



と、優しい顔で微笑んだ。




だから、私も。



「自分でも、そう思う!」



と、微笑み返した。




ああ。



今すぐ、ひーくんに会いたい。



ひーくんにギュッてしてほしい。



ひーくんが愛おしいと強く思う。




その時、ピピッと、私の携帯音が鳴った。

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