さよならの時まで、笑顔で

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お母さんのお腹はスクスク大きくなっていて、ここまで来るのに大変だと思う。




「お母さん」



「なあに？」



「無理しなくてもいいんだよ？
赤ちゃんもいるし、ここまで来るの大変でしょ？」



「何言ってるの？
自分の娘に会いに来てるんだから、大変なわけないでしょ？」




私の頭をソッと撫でる。




お母さんのそういうところに、憧れる。



なんでも包んでくれる、優しいところ。



赤ちゃんもきっと、幸せになれる。




こんないいお母さんのもとに生まれて。

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