さよならの時まで、笑顔で
.



「玲香」



「なあに?」



「玲香は、真海と尚人と、どうなりたい?」




いきなり、どうしたんだろう?



なんで、そんなことを聞くんだろう?




今まで真海と尚人くんの話は、できるだけ避けてくれていたのに。




けれど、ひーくんの目は真剣そのものでー。



それに、ちゃんと答えないといけない気がした。




「私、ね?」



「うん」



「今でも真海と尚人くんのことは、大事な友達だと思ってるよ。
それに、真海は今でも、これからもずっと親友でいたいと思う。」



「うん」

.
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