さよならの時まで、笑顔で
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もう....っ



ひーくんったら!




急にしてくるんだから、心臓がもたない。




未だにドキドキとうるさい心臓。




もう一度、大きく深呼吸をして心を落ち着かせる。




すると、病院の扉が開いて、ひーくんと真海と尚人くんが入ってくる。




「そこのソファに座ってくれる?」




真海と尚人くんは、コクリと頷き、ソファに座った。




私は、ひーくんに手伝ってもらって、真海と尚人くんと向き合うように座る。


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