さよならの時まで、笑顔で
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クラスの友達だったり。



部活動の風景だったり。




みんなにとっては、当たり前に過ごしている日常風景。




けれど、私にとっては、当たり前ではなくなった風景たち。




冷たい風なんて入らないはずなのに、急に寒気を感じた。




布団を自分のもとに寄せる。




真海と尚人くんと仲直りしてから、気付けばもう12月に突入していた。




病気がすすんでいるせいなのか。




それとも。



外の寒さが伝わって寒さが感じてしまうのか。




それさえも、わからない。

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