さよならの時まで、笑顔で
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「ただたんに、口にしているだけかも知れない。
だけど、私にとっては凄く嫌な言葉だったの。
嘘でも言って欲しくないって思った。」




そして、深呼吸をしてから。




「命の大切さを伝えられる先生になりたいって。
だから、玲香がくれた夢!」




そう言って、満面の笑みを私に向けてくれた。




「.....っっ」




どう、しよう。



嬉しい...っ。




何が嬉しいかって、聞かれたら答えられないけど。




だけど、嬉しいという気持ちが溢れてくる。

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