さよならの時まで、笑顔で
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「あの、すみません」




いつものように、仕事終わりにお花を買いに行く。




「あっ、いつもありがとうございます!
今日は、どうしますか?」



「この花を、花束にしてもらえますか?」




写真を見せ、定員さんは「少々お待ちくださいね」と言って、花束を作りに行った。




この花屋に毎月通って、気付けばこの花屋の常連客になっていた俺。




しばらくすると。




「お待たせしました!
こんな感じでよろしいでしょうか?」



「はい、ありがとうございます。」




定員さんから花束をもらい、ある家に向かう。

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