さよならの時まで、笑顔で
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「うん、好きだよ」




俺は、愛を抱き上げて、玲香の部屋を出ようと立ち上がった。




正直、真海と尚人になんて手紙を書いたのか気になる。

だけど、それは知る必要がないと思ったりもする。




それぞれの想いを胸に、これからも生きていく――。



俺たちの胸には、ずっと玲香がいるから。
だから、安心して。

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