さよならの時まで、笑顔で
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「ふふっ」





おかしくて、笑ってしまう。




ああ、愛おしいなと思う。




「ごめん、言った俺が悪かった。
それよりも明日、どこ回る?」




尚人くんは、言ったことを後悔し、話を変えた。





「私ね、これに行きたいの。」





文化祭のパンフレットを開き、あるところに指を置く。





「いいじゃん!」

「楽しそうだな!」

「玲香が行きたいところは、俺も行きたいところ」



真海、尚人くん、ひーくんの順番で言う。




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