さよならの時まで、笑顔で
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「言われてみれば、確かに!
私たち4人って無いかもね」




「でしょ?
だから、撮りたいの」




「撮ろうよ!
問題ないよね?」




真海が尚人くんとひーくんに向けて聞くと、2人ともコクリと頷いた。





「あとは、どこ回ろう?」





「どれも楽しそうだよね....」




真海と一緒にパンフレットを見ていたら。




「片岡ー、ちょっと手伝ってくれ~」




担任の先生が、教室の廊下から、真海を呼んだ。




「嫌でーす!」



「日直だろ~」




真海は、最悪という顔をしながら、担任の手伝いをしに教室を出た。




真海が、教室を出たってことは、この教室には、尚人くんとひーくんと私しかいないわけで。



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