さよならの時まで、笑顔で
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「だから、教室で、待っててくれる?」




「わかった。
......よし、休憩時間もまだあるし、文化祭を回ろっか。」




「....っ、うん」




ひーくんの何気ない優しさに涙が出る。




きっと、いい話じゃないこともわかっているのに。




それでも、私と一緒に文化祭を回ってくれる。






ひーくん。



今までで1番、最高の文化祭だよ。



最高の思い出を、ありがとうー。


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