失恋覚悟のマイヒーロー
......................................................
「瞳ー!おはよ!」
あれから季節は巡って、大学の入学式がやってきた。
連絡先も交換してないから、もちろん更科くんには会ってない。
「おはよう、菫(すみれ)」
高校から一緒の菫と2人で大学の門をくぐる。
「わ、あの人めっちゃイケメン!」
イケメンに目がない菫が声を上げる。
「へー」
更科くんがいない世界。
何にも興味がなくて、見ることすらしない。
「ちょっとー、あんたほんと周りに興味なさすぎ」
「興味ないもん」
「なんだっけ、合宿先の人?もう会えない人をいつまでも想っててどうすんの?」
そんなの、あたしだってわかってる。
意味の無いことしてるって。
でも、いつかまた会えたなら。
それは運命でしょ?
「運命なんてないからね」
目の前の親友はあたしの考えを察知して、すぐにいつも否定する。
「瞳ー!おはよ!」
あれから季節は巡って、大学の入学式がやってきた。
連絡先も交換してないから、もちろん更科くんには会ってない。
「おはよう、菫(すみれ)」
高校から一緒の菫と2人で大学の門をくぐる。
「わ、あの人めっちゃイケメン!」
イケメンに目がない菫が声を上げる。
「へー」
更科くんがいない世界。
何にも興味がなくて、見ることすらしない。
「ちょっとー、あんたほんと周りに興味なさすぎ」
「興味ないもん」
「なんだっけ、合宿先の人?もう会えない人をいつまでも想っててどうすんの?」
そんなの、あたしだってわかってる。
意味の無いことしてるって。
でも、いつかまた会えたなら。
それは運命でしょ?
「運命なんてないからね」
目の前の親友はあたしの考えを察知して、すぐにいつも否定する。