2度目の初恋も、君とがいい
「え、永人?」
いま起こっていることに頭が追いつかない。
「ありがとう、俺のこと好きになってくれて」
「え?うん……」
暖かい永人の腕の中。
好きな人の温もりに包まれるってこんなに心地いいものなんだ。
「千花と話せなくなるのは嫌だからさ」
「うん、あたしも」
「もう、俺のこと避けるなよ」
あたしを腕から解放して、あたしのおでこに指を当ててデコピンをしてくる。
触れられたおでこが熱い。
「昨日はごめん」
「いいんだ。誰だってそうなるだろ」
〝避けるなよ〟なんて命令口調で言っときながら、次には優しい言葉。
「でも、あたしも永人と話したくないなんて思ってないから」
「ん、そりゃ俺のこと好きだもんな?」
自信たっぷりに言う永人にかぁーっと顔が熱くなる。
「もう!バカ!」
「はは。行こうか勉強しに」
ベンチから立ち上がってあたしの手を引っぱる。
「う、うん」
前よりも多くなったスキンシップにあたしの心臓は鳴り止まない。
結局、ずっと永人はこんな感じでドキドキしっぱなしでテスト勉強は全然捗らなかった。
いま起こっていることに頭が追いつかない。
「ありがとう、俺のこと好きになってくれて」
「え?うん……」
暖かい永人の腕の中。
好きな人の温もりに包まれるってこんなに心地いいものなんだ。
「千花と話せなくなるのは嫌だからさ」
「うん、あたしも」
「もう、俺のこと避けるなよ」
あたしを腕から解放して、あたしのおでこに指を当ててデコピンをしてくる。
触れられたおでこが熱い。
「昨日はごめん」
「いいんだ。誰だってそうなるだろ」
〝避けるなよ〟なんて命令口調で言っときながら、次には優しい言葉。
「でも、あたしも永人と話したくないなんて思ってないから」
「ん、そりゃ俺のこと好きだもんな?」
自信たっぷりに言う永人にかぁーっと顔が熱くなる。
「もう!バカ!」
「はは。行こうか勉強しに」
ベンチから立ち上がってあたしの手を引っぱる。
「う、うん」
前よりも多くなったスキンシップにあたしの心臓は鳴り止まない。
結局、ずっと永人はこんな感じでドキドキしっぱなしでテスト勉強は全然捗らなかった。