2度目の初恋も、君とがいい

やっぱりやめられない

「千花、ソフトボールなの?なら俺が教えてやるよ」



テストもみんな無事に終わった9月。
次の学校行事は体育祭というそんな季節。

あたしの種目はソフトボールになっていた。



「明日汰、野球部だもんね。お願いしちゃおうかな」


「そうこなくちゃ!」



あたしの言葉に満面の笑顔で頷く明日汰。



「あたしもソフトボールにすればよかったぁ」



なんてがっかりしてる日奈子はやっぱり明日汰がすきなのかな?
明日汰に教えてもらいたかったのかな。



「日奈子バスケ?」


「うん!」



明日汰の言葉に大きく頷く。



「永人、中学までバスケ部だったよ」


「え!?そうなの!?じゃああたしには永人が教えてよ!」



キラキラした目で永人を見る。



「嫌だ」


「はぁー」



あっさりと断る永人にがっくりと肩を落とす日奈子。



「永人おしえてやれよ」


「めんどくさい」



そのまま机に顔を伏せる。

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