2度目の初恋も、君とがいい
「八神くん……」
前を向いて、今崎くんと話してる八神くんの制服を引っ張る。
「え?」
ビックリしたようにあたしを見る。
「さっきは……ありがとう」
「いや、別に。大丈夫そうでよかった」
あたしの頭をぽんっと撫でる。
「……っ」
久しぶりに男の子に頭を撫でられた。
やっぱり、日奈子や他の友達とは違った大きな手に一気に男の子の手だって実感がわく。
「おー、珍しいー」
今﨑くんが目を見開く。
「なんだよ、うるせーな」
「ほかの女子になんてさっきみたいなことあっても手を差し伸べることもないくせに。変な永人」
「うるせーから黙れ」
少しばかり頬が赤くなってる八神くんに、ちらっと日奈子を見る。
「絶対、千花のこと気に入ってるよ。嫌だとかいう前に、本人の感情だけは止めれなからね」
「……わかってるよ」
あたしの勝手で本人の気持ちを否定することはしたくない。
でも、告白などされてまたあの時みたいな思いはしたくない。
それに、日奈子だって八神くんのこと気になってるはずなのに。
前を向いて、今崎くんと話してる八神くんの制服を引っ張る。
「え?」
ビックリしたようにあたしを見る。
「さっきは……ありがとう」
「いや、別に。大丈夫そうでよかった」
あたしの頭をぽんっと撫でる。
「……っ」
久しぶりに男の子に頭を撫でられた。
やっぱり、日奈子や他の友達とは違った大きな手に一気に男の子の手だって実感がわく。
「おー、珍しいー」
今﨑くんが目を見開く。
「なんだよ、うるせーな」
「ほかの女子になんてさっきみたいなことあっても手を差し伸べることもないくせに。変な永人」
「うるせーから黙れ」
少しばかり頬が赤くなってる八神くんに、ちらっと日奈子を見る。
「絶対、千花のこと気に入ってるよ。嫌だとかいう前に、本人の感情だけは止めれなからね」
「……わかってるよ」
あたしの勝手で本人の気持ちを否定することはしたくない。
でも、告白などされてまたあの時みたいな思いはしたくない。
それに、日奈子だって八神くんのこと気になってるはずなのに。