2度目の初恋も、君とがいい
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「なぁ、どういうこと……あれ」


「知らないよ。あたしだって知りたい」



近所のアーケードに、日奈子と二人で千花の誕生日プレぜントを買いに来ていた。

そしたら、千花の声が聞こえた気がして見てみたらあの教師と歩いてる。



「くそ……」



俺らが見てることに気づいてたはずなのに、まったくこっちを見ることもしなかった。
そのまま車が発車して、どこいったのかわからない。




「千花さ、勘違いしたんじゃない?」


「は?なにを?」


「あたしと永人のこと」


「は?そんなんありえねぇだろ」



俺は千花がすきだ。




「いや、それちょっとあたしに失礼だし。だいたい、千花は永人の気持ち知らないんだよ?」


「……っ」



何度も後悔してる。
あのとき〝俺も〟って言えばよかったと。

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