2度目の初恋も、君とがいい
「瑠衣くん、なんで吹き出すの！？」


「いや、俺と百瀬（ももせ）がって考えたんだろ？」



瑠衣くんがおかしそうに笑う。
百瀬というのが明里さんの苗字らしい。



「だって二人でいるし……」


「違うよ。テストで1番とったお祝い。百瀬がイルミネーション希望したから俺がチケットを買ったってわけ」


「そ、そうなんだ……」



びっくりした。
先生と生徒の恋愛ってもっとひた隠しにするイメージだったから、おかしいなとは思った。



「あたしはその勘違い本当してもいいんですけど」



明里さんはニッコリと笑ってる。



「ばーか。お前は俺にクビにさせるつもりか」



コツンと明里さんの頭を拳で叩く。



「あ、それは困るな。瑠衣くんいなくなったら学校行くのつまんないや」


「なんだそれ。だったら生徒らしくしといてくれ」



瑠衣くんはきっと、生徒からの信頼が厚いんだろうなって思う。

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