2度目の初恋も、君とがいい
「なんか恋人らしくなってきたよねー」
クスクスと笑いながら話す日奈子。
本当はそんなこと思ってないのではないだろかとか。
内心泣いてるんじゃないだろうかとか。
そんなことばかり考えてしまう。
でも、嘘の恋人としてはじめてから1ヶ月近く経っても日奈子はあたしに嫌な顔ひとつしない。
日奈子は永人のこと、なんとも思ってないのかもしれないとか。
自分の都合の良いように考えることもあるけど、でもふとした瞬間に日奈子の瞳に永人がうつるとき特別な感情がないとは言いきれない。
「明日汰はあたしとね!」
明日汰の背中をボンボン叩いて、あたしたちの後ろの席に座る。
いままで女子校だったし、こういう時の隣は必ずといっていいほど日奈子だった。
あたしの隣にまさか男の子がいるなんて、1ヶ月前のあたしは想像していないだろう。
「なぁ、お菓子食べたい」
座った途端、永人が手を出して催促してくる。
クスクスと笑いながら話す日奈子。
本当はそんなこと思ってないのではないだろかとか。
内心泣いてるんじゃないだろうかとか。
そんなことばかり考えてしまう。
でも、嘘の恋人としてはじめてから1ヶ月近く経っても日奈子はあたしに嫌な顔ひとつしない。
日奈子は永人のこと、なんとも思ってないのかもしれないとか。
自分の都合の良いように考えることもあるけど、でもふとした瞬間に日奈子の瞳に永人がうつるとき特別な感情がないとは言いきれない。
「明日汰はあたしとね!」
明日汰の背中をボンボン叩いて、あたしたちの後ろの席に座る。
いままで女子校だったし、こういう時の隣は必ずといっていいほど日奈子だった。
あたしの隣にまさか男の子がいるなんて、1ヶ月前のあたしは想像していないだろう。
「なぁ、お菓子食べたい」
座った途端、永人が手を出して催促してくる。