極上社長と結婚恋愛
「柔らかい雰囲気なのに清楚で上品で、すごくいいと思う。ああいうテイストのブーケってありそうでないから、今度撮影で使わせてもらいたいな」
「本当ですか?」
嬉しくて思わず前のめりになってしまう。
「連絡先聞いてもいい?」
「はいっ!」
慌てて持っていたバッグから名刺を探し出し、手書きでケータイの番号を書き足す。
店名と住所と電話番号。そっけなさすぎる名刺に、桜木さんが笑った。
「ホームページもメールアドレスもないんだ」
「あ、ええと……」
「ホームページは今作ってる最中だよね」
口ごもった私に、横で聞いていた直哉さんが優しく笑う。
「そっか。できたらホームページも教えてね」
「はい!」
「じゃあ、私は次の撮影の準備するから」