極上社長と結婚恋愛
視線が合うと、甘やかに微笑まれる。
「そんな話を聞いたら、毎日部屋を埋め尽くすくらいの花をあずさちゃんに贈りたくなるね」
「嬉しいですけど、そんなにたくさんもらったら、お花のお世話で毎日が終わっちゃいますよ」
そんな冗談に苦笑いすると、直哉さんは作業台に頬杖をつき首をかしげる。
近づいた距離に瞬きをすると、にっこりと笑われた。
「花のお世話をするときは、贈ってくれた人のことを思い出すんでしょう? そうしたら、あずさちゃんが毎日ずっと俺のことを考えていてくれるかなと思って」
とんでもなく甘い言葉にぶわっと顔が熱くなる。
直哉さんが私を好きだと言ってくれてから、宣言通り彼の言動がさらに優しく甘くなった。
好意を隠さないストレートな言葉に、私はどうしていいのかわらかなくなる。