チョコレート食べようか
放課後、別クラスの翼がわたし元にやってくるのは時間の問題だった。

みことには、一緒に帰ろうと誘われても断固として断るよういわれたけど、できるのだろうか。

「あーちゃーん♡かえろ!」

昨日の弱った感じはどこへやら。すっかり、いつもの翼に戻ってた。
きっとチョコを食べたおかげだろう。

「無理。」

喋りたい気持ちはやまやまだったが、みことにいわれたことを守るべく冷たくあしらった。










「…っ。」




「はぁ?」
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