cafe レイン
休み明け、出社すると既に椅子に座って仕事をしていた沖くんが私に気付くとニカっと笑って「おはようございます!」と言った。
それに笑顔で
「早いね」
と返しながら私は自分のデスクにカバンを置いた。
「俺は割といつもこのぐらいですよ。小野寺さんの方がいつもより早くないですか?」
私の方へ椅子を向けて腕を組む沖くん。確かに、いつもより私は三十分も早く出社している。
大体十分前に到着しているのだが、何故か今日は目覚まし時計よりも先に目が覚めてしまったのだ。昨日の休みは早起きして、大掃除をした私は気持ちよく入眠出来た。
そのお陰か熟睡出来て眠さもなくスッキリしていた私はそのまま起きることにした。
「うん、早く起きたってのもあるんだけど、やりたいこともあったし」
「社畜ですね」
「それ、そっくりそのまま返すけど」
「あはは。でも、そっか。もうすぐ月末か。給料計算しなきゃいけないですね」
沖くんは顎に手をあてると思い出したかのように言った後、同情する様な視線を向けた。
経理が計算するとはいえ、全社員、アルバイト・パートも含めたら結構な人数だ。給料の計算確認をした後、しばらくは数字を見たくないと思うぐらいには数字とにらめっこになる。
それに笑顔で
「早いね」
と返しながら私は自分のデスクにカバンを置いた。
「俺は割といつもこのぐらいですよ。小野寺さんの方がいつもより早くないですか?」
私の方へ椅子を向けて腕を組む沖くん。確かに、いつもより私は三十分も早く出社している。
大体十分前に到着しているのだが、何故か今日は目覚まし時計よりも先に目が覚めてしまったのだ。昨日の休みは早起きして、大掃除をした私は気持ちよく入眠出来た。
そのお陰か熟睡出来て眠さもなくスッキリしていた私はそのまま起きることにした。
「うん、早く起きたってのもあるんだけど、やりたいこともあったし」
「社畜ですね」
「それ、そっくりそのまま返すけど」
「あはは。でも、そっか。もうすぐ月末か。給料計算しなきゃいけないですね」
沖くんは顎に手をあてると思い出したかのように言った後、同情する様な視線を向けた。
経理が計算するとはいえ、全社員、アルバイト・パートも含めたら結構な人数だ。給料の計算確認をした後、しばらくは数字を見たくないと思うぐらいには数字とにらめっこになる。