初恋相手の正体とは!?
よーしっ。



次は数学だ!



数学は結構得意な方だから楽しみだ。



しかし、今回は新しい単元でもあって結構難しい。



悩みながらも問題に公式をあててみる。



ふと、隣の小田を見てみた。



すると、教科書やノートを閉じていた。




いや、開けよ!




と、心の中でつっこんだ。



すると小田は寝はじめた。




「えっ。」



転入初日から普通寝ないでしょー!!



つい声に出てしまってて、それに気づいたのか、小田が反応した。





「何。」


と、私に上目遣いで言ってくる。


おいおい、その角度からはやばいって!!


ほんと整った顔だなー。そりゃ、モテるわ。


その眠そうな顔…!!


最高です!ごちそうさまですぅう〜




って、私は変態かっ!!




「ぶっ。」



え、?笑われた?



てか、小田も笑うんだ。




「何、一人で考え事してんの?」




「いや、小田も笑うんだなーって。」



って、私今口に出てた!?



「い、いや、そーゆうことじゃなくて…その…」




「へぇー。言ってくれんじゃん」



ひぇ!何その悪い笑顔…怖いんですけど…




「そ、そうゆうことじゃなくて、あの、笑った方がいいと思うんで…その…?」



「は?」




あーもう!自分も言ってる意味が分かんなくなっちゃった!!



「もぉ、だから、笑ってた方がいいと思いまず!」



そ、そうゆうことだよね?うん。

最後噛んじゃったけど。





「そ。てかお前おもしろいな。」



ま、また笑った!




私、小田の笑顔好きだなー。




「それ、声に出てるぞ。」




え!?!?声に出てた!?





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