儚き夢…

「どうして…ですか?」

『後になったら分かる。』
…分からない。
土方さん…貴方の考えが私には分からない。

「ですが私も…」

『良いんだ琴!!』

夜市の大声に私の体はビクッとなった。

『良いから…言う通りにしてくれ…』

どうして…?
土方さんも夜市もどうしてそんな事を言うの…?
私が…

「私が女だからですか?」

『お前にはもっと他にやってもらいたい事があるからだ。』

そう言うと土方さんは歩き出した。

『ついて来い。隠れ家をやる。』
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