占いのお陰でシンデレラになれました！～奇跡の偽装結婚

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「えっ！？な、なんですって？」

私は驚き、大きな声をあげてしまってた。



結婚式からしばらくして…
沙也加さんと優紀さんがうちに来て、おかしなことを言ったから。



「そんなに驚くことかしら？
ねぇ、なっちゃん…どう思う？」

「そうだな…俺は、そういうのもありだとは思うけど…」

「じゃあ、決まりね！
あかねさん、良いわよね？」

「は、はい。」



話はあっという間に決まってしまった。
その話というのは、新婚旅行に四人で行こうって話だった。
沙也加さんの体調を考えて、行き先は国内。
そこに、優紀さんと沙也加さんだけじゃなく、私と那月さんも行くって話だったのだ。



「あぁ、楽しみだわ！
確か、最後に四人で旅行に行ったのは…私が大学生の時だったかしら？」

「そうだな。さーやが大学に入った年だったはずだ…九州に行ったのが最後だったよな。
あ…翔も呼ばないか？」

「それが残念ながら、仕事の都合で兄は三日前からイギリスに行ってるの。
だから、行けないのよ。」

「そうか、そいつは残念だな。」



なんで、新婚旅行にお邪魔虫しなくちゃいけないのか、私にはよくわからなかったけど…
でも、考えてみれば、那月さんとは新婚旅行以外、旅行らしい旅行は行ってない。



（思い出になるかもしれないよね…）



そう思ったら、行くのも良いかなって気持ちになって来た。