占いのお陰でシンデレラになれました!~奇跡の偽装結婚
*
「今日はどこか出かける予定はあるのか?」
「いえ…ありません。」
「では、少々、打ち合わせをしておこうか。」
「は、はいっ!」
そうだよね。
新婚旅行から帰って来たんだし、近いうちにお土産を持ってお食事会に行かなきゃだよね。
そんなわけで、朝食を済ませてから、早速、打ち合わせが始まった。
「まず、俺についての情報はどのくらいある?」
「え…っと、お名前が橘那月さんで、年齢が29歳。」
「……他には?」
「え?えっと……あ、絵がお好き…」
「他には……」
「あ…え…そ、そう!英語が堪能。」
私がそう言うと、那月さんは深い溜め息を吐き出した。
「考えてみれば、今までお互いのことを話す機会があまりなかった。
仕方のないことだな。」
「あの…那月さんは私のことをどのくらい、ご存知ですか?」
「まず、年齢は35歳、誕生日は…」
なぜ?なぜ、那月さん、私の誕生日を知ってるの?
しかも、身長や体重も言い当てた。
「ど、どうして、そんなことをご存知なんですか?」
「誕生日は婚姻届けに書いてあった。
身長や体重は、見れば見当が付く。」
さすがは那月さんだ。
私も婚姻届けは見たけど、そんなこと、すっかりスルーしてたよ。
身長だって高いってことはわかるけど、具体的に何センチかなんてわからないよ。
「今日はどこか出かける予定はあるのか?」
「いえ…ありません。」
「では、少々、打ち合わせをしておこうか。」
「は、はいっ!」
そうだよね。
新婚旅行から帰って来たんだし、近いうちにお土産を持ってお食事会に行かなきゃだよね。
そんなわけで、朝食を済ませてから、早速、打ち合わせが始まった。
「まず、俺についての情報はどのくらいある?」
「え…っと、お名前が橘那月さんで、年齢が29歳。」
「……他には?」
「え?えっと……あ、絵がお好き…」
「他には……」
「あ…え…そ、そう!英語が堪能。」
私がそう言うと、那月さんは深い溜め息を吐き出した。
「考えてみれば、今までお互いのことを話す機会があまりなかった。
仕方のないことだな。」
「あの…那月さんは私のことをどのくらい、ご存知ですか?」
「まず、年齢は35歳、誕生日は…」
なぜ?なぜ、那月さん、私の誕生日を知ってるの?
しかも、身長や体重も言い当てた。
「ど、どうして、そんなことをご存知なんですか?」
「誕生日は婚姻届けに書いてあった。
身長や体重は、見れば見当が付く。」
さすがは那月さんだ。
私も婚姻届けは見たけど、そんなこと、すっかりスルーしてたよ。
身長だって高いってことはわかるけど、具体的に何センチかなんてわからないよ。