最後の初恋
ガラガラーーー
私たちが入るとクラスがざわめく。
「やったぁ!!!彗さんを週5で見れる!」
「晴くんイケメンすぎ...私ファンクラブ入る!」
「毎日晴さんみれるなんて今死んでもいい〜」
私は自慢ではないけどかなりモテる。
ラブレターが入ってない日がないくらい
晴も負けてないけど...
キーンコーン、カーンコーン。
「席に座れ〜今日から担任の今泉だよろしく。」
クラスの自己紹介などを終えて、係も決まり
私と夏世が生活係、晴は体育係だった。
そして帰りのホームルームが終わり帰る準備をしていた時
「あのさ
佐伯 彗さんだよね?
今度クラスの集まりで皆集めるからメアドもらってもいいですか?」
この人は学級委員長になった本堂 亜蘭(ほんどう あらん)くん
かなりのイケメンだし、後ろの晴が睨むくらい魅力的な人。
「あ、うん ちょっと晴やめて。」
「俺のは?」
「受け取っとく。 でも君より彗さんの方に興味がある。」