家政婦になりました。2(亀更新です。)


『どうしました?』


私は動きを止めて朔さんへと体を向ける。




「いや、朱音がバイトしてから1ヶ月。渡したいもんがある。」



そう言って、ポケットから取り出したのは、




『.....通帳ですか?』



通帳だった。




「あぁ、この中には給料が入ってる。封筒じゃ心配なんでな、通帳にした。毎月振り込む形になってる。」



『なるほど。』



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