家政婦になりました。2(亀更新です。)
『うん。これでいい?行こうか。』
私は伸ばされた葵の手を握る。葵の顔を見ると表情はあまり変わってないが、目が嬉しそうにしていた。
二人で歩みを進め2階に続く階段をのぼる。俊太はもう部屋に入っていたらしく、俊太の声が部屋から漏れていた。
私達も部屋に入る。
「あー!やっときた!朱音遅い...よ...」
俊太が言いながら目を見開き、口をあけて固まった。
『あ、ごめんね。えっと、どうしたの?』
よく見ると、部屋にいた煌人も要もこちらを見て固まっていた。奏斗は寝ている。