鬼部長に溺愛されてます
明日は土曜日だけど、これといって予定はない。部屋の掃除をしようかと漠然と考えていたくらいだ。
『大きいイチゴをもらったから、一緒に食べないかなと思って』
「でも誠吾は?」
今夜はミオリの部屋に泊まらないのかな。
『誠吾は明日、大学時代の先輩の結婚式に招待されてるの。それで午後からどうかなと思って』
「そういうことなら了解」
明日の午後、ミオリのマンションに行く約束をしてその電話を切った。