風の歌
もくもくと朝ご飯を食べ終えると海里は陸に
「新しく来る子って、女の子かな??男の子かな?」
と、嬉しそうに言った。
「ずいぶん嬉しそうだな…」
「だって新しい兄弟ができるんだよ!」
目を輝かせる。
苦笑いをする陸。
「確かに嬉しいかもしれないけど、……なるべく、孤児院に来るような子供達が少なくなるといいな…」
下を向く。
「うん…そだね。」
少しの間黙る2人。
時計の針は8:00を指した。
「…学校行くか。」
「‥はーい。」
ソファの上に置かれた鞄を持ち、2人は家を出た。
まだ夏のはじめの爽やかな朝であった。
その時はまだ
海里は気付いていなかった。
自分の名を呼ぶ
不思議な声に。
「新しく来る子って、女の子かな??男の子かな?」
と、嬉しそうに言った。
「ずいぶん嬉しそうだな…」
「だって新しい兄弟ができるんだよ!」
目を輝かせる。
苦笑いをする陸。
「確かに嬉しいかもしれないけど、……なるべく、孤児院に来るような子供達が少なくなるといいな…」
下を向く。
「うん…そだね。」
少しの間黙る2人。
時計の針は8:00を指した。
「…学校行くか。」
「‥はーい。」
ソファの上に置かれた鞄を持ち、2人は家を出た。
まだ夏のはじめの爽やかな朝であった。
その時はまだ
海里は気付いていなかった。
自分の名を呼ぶ
不思議な声に。