風の歌
「待ってたよぉ!2人共〜!!」
扉を開けた瞬間、明るいピンク色の髪の女の子が、海里に飛び付いた。
「………へ!?」
驚く海里。
「…日和、その子は俺達じゃないよ」
「ん?…あれ、本当だ」
パッと海里から離れる女の子。
ビックリしたぁ…ちっちゃい子だなぁ。
目をパチクリさせながら女の子をみた。
「2人共お疲れ様。…おや?その子はお客さんかい?」
眼鏡をかけ、白い白衣を着た男性が近寄って来た。
「空、海里ちゃんがお客さんに見えるか?」
「ん〜見えないねぇ」
この人が空って人か…
じぃ〜と見る。
「とりあえず休みたい。話はミーティングルームに行ってからでも良いだろ?」
不機嫌そうに言う星。
「そうだね。皆疲れてるだろうし。じゃあ行こうか」
言われるがままに、1番奥の部屋にあるミーティングルームに移動した。