風の歌
「…そんな訳ないでしょ!簡単にそんなこと言わないでくれる!?馬鹿にしてんの!??」
鋭い目付きで睨まれる海里。
「…え、そんなつもりじゃ……」
ビビる。
何で?陽には普通に話してたのに私にはいきなり冷たい……
やっぱり嫌われてるのかな…
落ち込む。のと同時に四季に対しての苦手意識が生まれた。
「……」
星はどうでもよさそうに2人を見る。
月は黙っている。
「だから四季!何でそんなに食ってかかる態度なんだよ?今は喧嘩してる場合じゃないって言ったろ?」
2人の間に割って入る陽。
「…ごめん」
と謝るがそっぽをむく。
「……行くぞ」
5人は再び進みはじめた。