風の歌
「ARMSは我々の物だ!!!」
星に向かって剣をふり下ろす兵士。
「てめぇらのじゃねぇよ!」
ズバッ!!と簡単に斬り伏せる。
「っ!!!」
兵士は血を吐き倒れ込んだ。
「余裕だな。手加減なしってやつか?」
「当たり前だ。敵に容赦はしねぇ」
「‥そりゃそうだ!」
走りだし素早く兵士を10人斬りりつける陽。
圧倒的に星や陽達のが強い!…やっぱりスゴイな。
…でも…人を斬るのに躊躇しないのかな…?
海里はメルフェンサーとヴァンナーを目だけで見る。
私は、初めての戦闘だから一杯一杯で…そんなこと考えてる暇なかった。
だけど皆は…
戦っている3人に目を移す。
既に敵は残り2人までに減っていた。
「絶対に‥絶対にここは通さん!!」
剣を向けて言う兵士。微かに体が震えている。
「だったら死ね」
冷たく言い放つ星。
その眼は鋭く容赦がない。
「‥っ貴様ら!これで我々を倒せばARMSを手に入れられると思ったら大間違いだぞ!!」
もう1人の兵士が言う。
「別に思ってないわ。安置室の中にも兵士はいるんでしょ?」
腰に手をあてる月。
「そうだ!しかも貴様らが全員力を合わせても絶対に勝てない!!!」
「強がってるのか知らないが、やってみないと分からないだろ?」
ウェルヴィンを兵士の頬に当てる。
ビクッと震える兵士。
「…お喋りはここまでだ。星!」
星は答えるようにマサムネを兵士に向ける。