風の歌
すると突然、


「天変地異!!」


バァン!と机を叩く。


「−−は?」

「海里ちゃん!天変地異だよ!!」


ガタン!と椅子から立ち上がり、空が海里に向かって叫びだした。


「…はい?」


突然の謎な発言に、全員が頭上に?マークを浮かべた。



「……空さん、何が言いたいんですか?」


眉間に浅く皺を寄せ、空を見た。


「あのね…今はまだ結論をだせない。日和もいないし」

「………はぁ」
(天変地異関係ないじゃん…)


「風歌ちゃんには悪いけど、明日まで待ってくれないかな?必ず、決断するから」

「分かりました」

「…じゃあとりあえず、今日はこれで解散。皆お腹空いてるよね?食堂行って、ご飯食べてきなよ」

「そうだな」


椅子から立ち上がる陽達。


「あ、陽!陸君の正服、準備しといてね〜」

「わかった。……まぁ今は皆で食堂に行こう。えーと、陸君だっけ?何歳なんだ?」

「陸でいいです。17歳です呼び捨てして下さい」

「じゃあ俺の事も呼び捨てな?1つしか歳違わないし、敬語もなし!OK?」


嬉しそうに喋る。


「…わかった。宜しくな」


陸も嬉しそうだ。



「陽、嬉しそう」


ポツリと呟く月。


「あんたも海里が初めてここに来た時、あんな風だったらしいじゃない?」

「え?そうなの?」

「陽が言ってたわよ」

「………やだ陽ったら!私のこと観察してたのかしら?」

「…するわけないでしょうが……」


他愛ない話しを交わす4人。












しかし…



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