風の歌
「あのさ…」
「?」
全員が陽を見た。
「《喧嘩する程仲が良い》って言うだろ?海里ちゃんと星、そんな関係になれるようにしてしてくれないかな?」
「なっ、何で!?」
「何でって…その方が安心して見てられるから…?」
「疑問系?…あいつと打ち解ける事なんて無いに等しいですよ絶対!」
「それは俺も思う…」
海里と陸の意見に深く頷く風歌。
「そうか?星、性格は普通だぞ。頑固だけど」
「ようは慣れよ!」
「慣れですか…」
苦笑いする3人。
「とにかく、頼むね3人共!出発は明日の9:00だよ」
「はい!」
「あ、一応リーダーは星だからね」
「…はい」
「テンション下がっちゃった?…まぁ何とかなるよ。……てことで解散!」
言い終わると同時に空はダッシュでミーティングルームから出て行った。
「…どうしたのかしら?」
「さぁ?」
驚きながら話す月と陽。
「…頑張ろうね!陸!風歌!」
「ああ!」
「うん!」
海里達もミーティングルームから出て行った。