大好きな君と




少しの間無言になったあたし達



先に沈黙を破ったのは凌だった





「香音はさ……」



「うん、なに?」



何か言いかけたけどやっぱりやめたみたいな顔してこんなことを聞いてきた




「胸いくつあんの?」



は?い?


「なんで?!意味わかんないし!」



「いや、風呂の時、そこそこあったから」



「ちょっと!やめてってば!」




場を和ませようとしてくれていたのかな?

凌なりの気遣い

ありがとう




凌が最初に言いかけた続きの言葉が気になったけどあえて深堀するのはやめた



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