ワンダートリップ
不思議な少女と防衛隊組織
「あなたはっ…!!?」
混乱した挙句、やっと言葉が見つかって声が出た。
「私のことは後で教える!だから、今は安全な場所に行かなきゃ!私に付いて来て!!」
私は、怪しみながらも、この状況を理解して、その少女に付いていった。
***
来た場所は、河川敷。これのどこが安全なんだか。
「あなたは誰!?一体何が起こってるの?!」
「落ち着いて!」
この状況で落ち着いていられる訳ないでしょ!
「私は、神崎未来(かんざきみく)。防衛隊組織、アース・フューチャーの隊長。」
「アース・フューチャー…??」
はっ?!なにそれ全然わかんない!!!防衛隊組織?!そんなの、アニメじゃあるまいしっ…!
「混乱するのも無理はないわ。とにかく!私の防衛隊基地に避難しましょ!」
そうして、その未来と言う少女はまた違う場所に誘いかける。
「いや、防衛隊基地って、そんなのどこにもないんだけど…」
見渡す限り、どこにも防衛隊基地と呼ばれるような建物はない。