ワンダートリップ



そして、未来はニヤッと笑い、人差し指で地面を指す。


「え…?」地面…??


「下にあるんだ」


は…?嘘でしょ???そんなのどうやって…。


すると、未来は草を掻き分け、見つけたあるスイッチを押す。


ポチッ


ウィーーン…


「えっ!?」


穴が開いた。まさか、ここから入るとか…ないよね?


そう私が半信半疑で見ていると、未来はお構いなしに告げる。


「この穴に入ったら防衛隊基地に着くの。さぁ、早く行きましょ!」


「えぇーー?!」


嘘でしょ!!?いや待って、この穴、結構ていうかだいぶ深いよ??落ちて死んでもおかしくないくらいだよ??!


「それじゃあ、行くよ!」


いや、嘘でしょ!!!まじで私も行くの!!?


「早く来て!」


躊躇したが、未来にも急かされ、このままここにいても危ないだけだし私は目を瞑りながら穴に入って行った。


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