薔薇小説の世界で生き残る俺の生存日記
いや、何を言ってるのか理解出来ないと思うの!!

俺も正直なに言ってるか分からない!!

信じたくないよ!!

自分の住んでるこの世界が薔薇の小説内なんて!!

どうせアーンな事やこーんな事するんだろ!?

嫌だよ!!俺ホ,モじゃないよ!!

俺がこの世界が薔薇の小説内と確信できたのは

1つは"女の話してたら唐突に抱ける男子の話に変わる"事だ

-その時の例-

「でさー、この間心結ちゃんがさー...」
「マジかお前マジかw」

ああ、やはり気のせいだったか...
そりゃな、薔薇の小説内なんて...
妄想も良いところだよな!

「あー...抱き締めるといえば、この間の笙目」
「文化祭の時のね、いや、あの笙目は抱けるわ」
「わかる、アイツ女っぽい顔だしな!」

...え、わかんねぇ...

二つ目は"女の顔が全てぼやけて見える"事だ

これは小説じゃ伝わらないと思う!!

でもぼやけるんだ!!わあ!!

胸大きい子いるのに!!顔見せて!!

でもたまに顔見える女がいる。

それは女装男子だなと俺の中で完結してる

三つ目は"敵意剥き出しで雑笑中の友人を連れ去る謎の美形"

四つ目は"俺の周囲のイケメン率の高さ"
先輩後輩同級生用務員教員友人...etc...

ともかく、ここが薔薇の小説内なら、この不自然な現象(?)も理解出来るのだ

だが俺は、俺の貞操だけは無事だと思っている。

何故か?



イケメンで無いからですはい

一家全員何処に出しても恥ずかしくないモブ

イケメン同士が乳繰り合う世界に置いて俺らは雑草

焦点が当たる事など皆無である...

___とたかを括っていた所愚兄がやられた

「なあ、遥、オ...友達がさ、親友だと思ってた奴に告られたらしくて...」
「あーハイハイ思春期あるあるね!友情と恋愛のはき違え!気のせい!」
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