またこの場所で…



ふぅ…慌てる気持ちを深呼吸で落ち着かせる。



目を開くと妃波くんのまっすぐな瞳とかち合う。



「………りゅ、龍?」

「…っ……ん、よくできました」



私が名前を呼んだら妃波くん……りゅ、龍の目が一瞬見開いた気がしたけど気のせい?



それから私は龍に作戦を聞いて私は美織に、龍は楓月くんにと実行した。



何度か龍が絵を描く場面に遭遇して絵を見せてもらったけど結局、あの時描いてた絵を見せてもらえなかったな。



窓の方を向いてたから校庭とか夕日の絵とか描いてたのかな?








運命の花火大会まであと一週間。


< 121 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop