またこの場所で…
ふぅ…慌てる気持ちを深呼吸で落ち着かせる。
目を開くと妃波くんのまっすぐな瞳とかち合う。
「………りゅ、龍?」
「…っ……ん、よくできました」
私が名前を呼んだら妃波くん……りゅ、龍の目が一瞬見開いた気がしたけど気のせい?
それから私は龍に作戦を聞いて私は美織に、龍は楓月くんにと実行した。
何度か龍が絵を描く場面に遭遇して絵を見せてもらったけど結局、あの時描いてた絵を見せてもらえなかったな。
窓の方を向いてたから校庭とか夕日の絵とか描いてたのかな?
運命の花火大会まであと一週間。