またこの場所で…
描いたものは……《side龍》
「龍」
「何?」
「先生、何だって?」
「サボりすぎだってさ」
成績さえ取ってればいいだろうと思うのは俺だけだろうか。
だいぶん長いこと捕まった。
さっさと帰って寝よう。
そう思ってたんだけど……
「それはお前が悪い。
……そう言えばお前を訪ねてきた奴がいたぞ?」
「は?誰」
周りにはほとんど人がいない。
授業が終わってしばらく経つと、委員会やら塾やらでクラスの奴らはすぐいなくなる。
その為、素でいても問題は無い。