またこの場所で…
「春飛一葉って言うの!よろしくね」
「私は篠宮美織です!」
「僕は妃波龍。よろしくねー」
美織ちゃんを呼んでくれた彼女は春飛一葉というらしい。
キャラ的には面倒見のいいお姉さんって感じ?
美織ちゃんって、抜けてそうだし。
ま、深く関わる気はないからどんな子かなんて、どうでもいいんだけど。
こういうのってつい考えちゃうんだよね。
「あ、そろそろ授業始まっちゃうね」
一葉ちゃんが水泳をしている事や、美織ちゃんと一葉ちゃんが高校からの友達だとか……
そんなたわいもない話を少しだけして、ふと時計を見るともうすぐ授業開始のチャイムがなる時間だった。